4月6日(月) 聞きしに勝る。
夜、残業していたら、いつの間にか最後の二人になっていた。若者たちは仕事が残っていて、会社に戻ってくるみたいだけど、焼肉を食べに行ってしまった。コピー機のところで、隣の課の課長に仕事の質問があって話す。ついでに「今日はデートですか? 何もないなら飲みに行きましょうよ。」って誘ってみた。
この人社内屈指の女たらしらしい。別にかっこよくもなんともない谷啓みたいなおじさんだけど伝説は尽きない。前から一度飲みに連れてってと頼んでいたのに、なかなか実現しなかった。一緒に会社を出て、いきなり「恵比寿でいい?」と訊かれる。「え・・・いいですけど、私だいぶ家と逆方向・・・。」「まぁ打ち合わせでタクシー切ってよ。」と言われて恵比寿に移動。こぢんまりとした素敵なバーに連れてくれたんだけど、他の部署の役員という先客あり。この役員がまた「今日はこっちにつけといて」などとのたまって立ち去ったために、お値段はわからないけどカバと赤ワインがスポンと抜かれる。いろんなことしゃべりながら飲んだり食べたりしていたのだけど、なんか驚いちゃった! やっぱり楽しいの! すごいなこの人こういう人がモテるのねぇ。思い返してみれば、そんなに露骨ではないけど、やっぱりどこかチヤホヤしてくれていたのだと思うけど、とにかく絶対にこちらにつまらない思いをさせない。私の話を聞いてくれて、それにちゃんと面白く返してくれて、自分のことも話してくれて、だけど、決してしゃべりすぎないし、とにかく会話がはずむ感じ。す~ご~い~わ~。「聞き上手」という一言でも済まないこの巧みさ。とにかく楽しい。人として見習いたいくらいだったけど、到底及ばないだろうな。
お互い独身とは言え、離婚歴があって、去年お嬢さんをお嫁に出したばかりの一回り上で干支が同じのオジサマとどうこうということはさすがにありませんでしたが、バーを出て二軒目に移動する時、手をつないでいたわ私たち。相手にも選ぶ権利がありますが、本気出されたら完全に落とされちゃいます私。二軒目は、一軒目のバーのママと三人でカラオケ。ラムとか赤ワインとか延々と飲みながら、3時半まで歌っちゃいました。その間も、なんだかずっと私のことをほめてくれてちっともわざとらしくないの。いや~レジェンドを目のあたりにした夜でした。
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